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土地神話を前提にしたビジネスモデル

2018年7月24日「火曜日」更新の日記

2018-07-24の日記のIMAGE
"一方で、企業会計の指針となる企業会計基準の見直しが進み、 これまで隠れていた企業の持つ不動産の含み損が、会計処理の過程で表面に出てくるようになりました。 このバブル崩壊の過程で、土地の価格がずっと上昇を続けるという土地神話は次第に消滅していきました。 現在では地価は都心部を中心に上昇に転じていますが、もはや土地神話は過去の遺物となりつつあります。 土地神話が生きていた時代は、とにかく早くまとまった土地を手に入れることが、不動産ビジネスのポイントでした。 そうして獲得した土地をタイミングよく売却すれば、ほぼ確実に利益(土地の価格の上昇による利益=キャピタルゲイン)を得られました。 また、値上がりした不動産を担保にして金融機関からお金を借り、その資金をさらに不動産購入に振り向けることによって、 ビジネスを拡大することもできました。これは不動産会社だけにあてはまる話ではありません。 一部のスーパーマーケットや外食産業が店舗を自社で取得しながら事業を拡大したように、 一般の事業会社でも多かれ少なかれ、土地神話を前提としたビジネスモデルを構築してきました。"

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