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金融機関が厳密に審査

2018年8月2日「木曜日」更新の日記

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査定に出して、いくらの買い取り価格を打ち出してくるのかをみて、その妥当性を検討するようにしたいものです。 査定価格に納得できたら、個人の審査になります。無担保で融資する部分も出てくるわけですから、審査は通常より厳しくなります。 例えば、一般の住宅ローンなら勤続3年以上が基準になるのに対して、この場合には勤続5年以上といった条件がつきます。また、必要年収や年齢の制限なども一般の住宅ローンに比べると厳しくなっているケースが多いようです。 このような条件をチェックして、無担保で融資しても確実に回収できるかどうか、金融機関が厳密に審査することになるわけです。 審査に合格すれば、つなぎ融資の実行になります。まず現在の住まいについている住宅ローンの抵当権を抹消しないことには、売却できないからです。査定価格が3000万円に対して、3500万円のローン残債が残っていると、通常はこの抵当権を抹消することはできません。 それが抵当権抹消ローンなら可能になります。3500万円の資金をつなぎ融資として実行してくれます。買い換え希望者はそれを受け取って、利用してきた金融機関に一括返済し、抵当権をはずします。その上で本格的な売却活動に入るわけです。このつなぎ融資は、売却が決まって売却代金が入るまでの文字通りのつなぎ融資です。通常は元金据え置きになり、利息の負担のみになります。 それも、売却が決まってからの一括支払いになるので、それまで支払いが発生することはないのが一般艇です。売却がスムーズに運べば、その売却代金をつなぎ融資の一括返済に充てます。売出し価格は査定価格以上に設定することもできるので、仮に3200万円で売却できたとすれば、その3200万円をつなぎ融資の返済に充てます。 つなぎ融資が3500万円ですから、300万円足りないわけですが、この差額の300万円が抵当権抹消ローンとして今後も残ることになります。 新たに購入する物件のローンと同時に、この抵当権抹消ローンも返済していかなければなりません。なお、売却がスムーズにいかない場合には、一定期間後に、仲介会社が査定価格で買い収ってくれます。この場合には査定価格が3000万円ですから、買い取り価格は9割の2700万円。つなぎ融資3500万円上1700万円=800万円の抵当権抹消ローンになります。

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