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一般媒介契約

2018年8月21日「火曜日」更新の日記

2018-08-21の日記のIMAGE
複数の会社に依頼する場合を、「一般媒介契約」といいます。この場合には、多くの会社に依頼して、たくさんの購入希望者の目に触れるという可能性はあるものの、仲介会社サイドからみると、確実に自分たちの手で仲介を成立させることができるとは限らないという問題があります。 依頼者は同時に他の仲介会社に依頼しているわけですから、広告費をかけて宣伝して、積極的に売ってくれるという可能性は低くなります。仲介業者のネットワークである不動産流通機構に情報を提供する、店頭に概要を掲示する、営業リストに加えて来客に説明するといった程度の活動にとどまるのが普通です。 つまり、その仲介会社のある地元周辺のお客にしか情報が伝わらないケースが多くなります。新聞の折り込みチラシや情報誌などにお金をかけて掲載しても、仲介手数料が入る保証はないのですから、これは止むを得ないことといわざるを得ません。したがって、広域でお客を集めることは困難になります。 物件にもよりますが、これは売れ行きに大きな影響を与えることになるでしょう。もちろん、大変人気の高い地域で、確実な反響が予想される物件、あるいはとにかく早く売らなければならないといった事情から、価格を相場よりかなり安めに設定するといったケースなどでは、一般媒介で多くの仲介会社に依頼するほうがいい場合もあるようです。 この一般媒介より、最近は「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」で依頼するケースのほうが多くなっているといわれます。 先にみた金融機関と仲介会社が提携した抵当権抹消ローンの場合には、専任媒介か専属専任媒介で依頼することが前提になっています。

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