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建売住宅は圧倒的にコスト面で有利

2018年9月12日「水曜日」更新の日記

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ここまで建売住宅の全体的な質の向上について述べてきました。ここからは注文住宅と比較して、建売住宅のメリットとデメリットについて掘り下げていきます。まず、誰もがイメージすることだと思いますが、建売住宅はコスト面で圧倒的に有利です。「安かろう悪かろう」ではいけませんが、建築コストに限らず、購入に伴う諸費用全体で考えた場合にコストメリットがあるのです。注文住宅を買う場合には、建物や土地そのものが高いという以外にも、さまざまなコストがかかります。土地取得の流れから細かく見ていきましょう。土地を所有していない人は、まず不動産会社に土地探しを依頼します。すると、不動産会社から「50坪のいい土地がありました」などと連絡がきます。ところが見に行ってみると、イメージしていた土地の形と違うということはよくあります。自分の思いどおりの間取りを作れる土地を見つけるには相当な時間がかかるかもしれませんし、見つかるかどうかもわかりません。うまく土地が見つかっても、次はどのように建物の図面を描いていいのかがわかりません。「これだと予算的に無理だからこうしよう」と、試行錯誤の繰り返しの中で家を考えていくことになります。理想の家を建てたいという人は多いのですが、実現するためのハードルはかなり高いといわざるを得ません。2年越し、3年越しでようやく建てられる、という人はざらにいます。そうすると、理想の土地を見つけるまで、さらに、理想の家を建てるまでには、毎月数万円から十数万円の家賃を払わなければならないでしょう。また、建築が始まってから入居するまでの期間が8ヵ月あるとすれば、その間にローンの返済も始まりますから、もし、アパートに入っていたら家賃とローンをダブルで支払わなければなりません。さらに、建物と土地を別々に買うと、契約が2つになり、契約にかかるコストもそれぞれ必要になります。一方で建売住宅のように土地と建物が一緒なら、売買契約も1つで済みます。しかもすでに建築済みなので、ローンの契約と同時に入居することが可能です。アパートの家賃とローンを同時に支払うことはありません。引っ越して賃貸の残金を払ってからローンが始まるわけですからタイミングとしては合理的です。注文住宅を買う場合とのコストの差は百数十万円にはなるでしょう。

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