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「直接仕入れ、直接施工、直接販売」はコストパフォーマンスが高い

2018年9月18日「火曜日」更新の日記

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ひとくちに住宅会社といっても戸建住宅を扱う会社にはいろいろなパターンがあります。・土地を仕入れて、施工もして、直接販売をする会社…つまり「直接仕入れ、直接施工、直接販売」まで一貫して行っている会社。「ハウスビルダー」と呼ばれる、地域密着の住宅会社に多い。・土地を仕入れて、施工まではやるが、販売は別の会社…いわゆるパワービルダー系の会社が多い。・土地を買って企画はするけれど、建築は別の会社…年間数棟しか建てない中小不動産会社に多い。・家だけを建てる会社…いわゆる施工専門の会社。工務店など。4つ挙げましたが、おすすめは土地の仕入れから建物の販売まで自社で行うハウスビルダーです。各工程の間に多くの会社が入るほど、中間マージンが発生しますので、その分、コストがかかるからです。たとえば、Aという会社が土地を買って宅地用に造成し、建物はBという工務店にアウトソーシングし、Cという仲介業者が販売する、という場合、A社とB社とC社の3社が、それぞれ利益を得なければなりません。単純に100万円ずつ儲けようとしたら、合計で300万円になりますが、この儲けがどこから出てくるのかといえば、建築費用のカットです。つまり、人件費や材料費をできる限り圧縮するため、住宅の質も下がります。一方、A社とB社とC社が同じ会社であれば、どうでしょう。中間マージンが発生しないので、会社全体で150万円の利益が出ればいいという発想にもなります。その分、商品のクオリティを上げることができるのです。かつては、多くの会社が関わって、中間マージンが発生してもよかったのかもしれません。ですが、今はネットのビジネスをはじめ、消費者は、直接、商品を購入する時代です。経費にお金をかけずに、その分、品物にお金をかけている商品や販売方法が、競争力を持ってきているのです。戸建住宅の業界でも、「直接仕入れ、直接施工、直接販売」の場合、コストパフォーマンスの高い住宅を購入できる可能性が高いといえます。ただし、「直接仕入れ、直接施工、直接販売」なら、どこの会社でもいいとは限りません。それぞれの住宅会社にポリシーがあって、「せっかく一気通貫でやっているのだから、品質を下げてでも、できるだけ儲けよう」という会社もあります。そんな中でおすすめしたいのは、やはり、「一気通貫であり、地域に根差している会社」です。地元密着型の会社は、良い評判も悪い評判もあっという間に地域に広まってしまいます。そのため、へたなことはできませんから、安心感があります。

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