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たくさんの物件を見て回り「見る目」を養う

2018年9月23日「日曜日」更新の日記

2018-09-23の日記のIMAGE
インターネットなどで一通り間取りなどを見て、気になる物件があれば内覧をするのが一般的な家探しの流れですが、その際に注意することは、仲介業者の手の内にはまらないことです。仲介業者は、1日に何軒も内覧に回ってくれます。担当者は事前に、その日に見せる物件の良し悪しを見極めています。5軒案内するとすれば、その中でどこの家に決めてもらおう、と頭の中でストーリーができているわけです。たとえば、お客様が「日当たりを重視します」といえば、日当たりのいい物件をいくつも見せてくれるでしょう。しかし売りたい物件をよりよく見せるために、日当たりはいいけれど間取りの悪い物件を一緒に見せたり、日当たりはいいけれど駅から離れている物件を見せたりして、少々条件の悪い物件も一緒に見せます。あるいは、条件はすごくいいけれど、すでにほかの人との売買契約が済んでいて買うことのできない物件を、意図的にチラシにして、お客様を集める仲介業者もいます。こうした物件を「おとり物件」「おとり広告」といいます。仲介業者の目的はとにかく売ることですから、これらの販売戦略に簡単に乗らないようにすることが大切です。本当に満足できる家を買いたいときに、何を判断基準にすればいいかといえば、やはり将来の生活をイメージすることです。仲介業者がせっかくたくさんの物件を見せてくれるのですから、あまり慌てて決めないで、じっくりと比較検討してみてください。たくさん見ていくうちに目が肥えて、建物の良し悪しもなんとなくわかってくると思います。

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