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建物を見て会社の良し悪しを判断することもできる

2018年9月25日「火曜日」更新の日記

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たとえば、ALCパネルという外壁材があります。この使い方で、どんな住宅会社か判断できます。Aのような納め方をすると、地震がきたときに壊れやすい家になり、Bのようにすると頑丈になります。もう少し詳しく説明しましょう。外壁には必ず角ができます。これをどう納めているかの問題なのです。特定の位置に限定して使う建材を「役物」といいます。通常、外壁の角には、角用の役物を使用しますが、実は値段がかなり高いのです。そのため、建築コストを下げたい住宅会社は、ずれやすいことは承知で、役物を使わず、外壁材と外壁材をAのようにつなげます。メーカーは、「ちゃんと角には役物を使ってください」と施工方法を決め、そのとおりに施工をしないと保証してくれません。メーカーの指定どおりに建材を使わない場合、施工した店が保証することになります。メーカーが保証するのと、施工会社が保証するのとでは、やはり何かあったときの対応が違ってきます。もちろん、メーカー保証のほうが安心です。同じメーカーの外壁材を使っていても、会社によって施工の仕方は異なります。安く済ませる方法はいくらでもあるのです。このようなことを知っておくと、質の高い住宅を建てている会社とそうではない会社を簡単に見分けることもできます。

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