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「富裕層に人気があること」

2018年10月7日「日曜日」更新の日記

2018-10-07の日記のIMAGE
次に「富裕層に人気があること」が条件として挙げられます。これについては一戸建ての場合を例に解説しましょう。富裕層に人気のあるエリアは、土地が「広いほど売りやすい」と言われます。城南五山(御殿山、八ツや都、島津山、池田山、花房山。品川区北品川~東五反田界隈)と言われるエリアが良い例ですが、100坪クラスの土地は、まず一般マーケットには出回りません。これは「待ち客がいる」ことに他ならないのです。ところが一般的には、100坪の土地は価格が大きくなるため、売りに出すときは50坪に2分割、ないしは30坪前後に3分割してから売られます。そのほうが買える人が多くなり、つまり安くなる分だけ対象マーケットが大きくなり、売りやすいからです。ところが、小割りにすればするほど街並みとしての景観の良さに影響を与えることがあります。緑の量が限られてきますし、建物もできるだけ目一杯建てようと半地下を掘ったり、外観形状にも無理が出たりしやすいからです。したがって100坪クラスの土地に「待ち客がある」ということは「街並みが保たれやすい」ことを意味します。さらに、めったに出回らないから価格交94も売り手に有利です。つまり「資産価値が維持されやすいマーケット」と言えます。不助産の価値は、富裕層のニーズがひとつのバロメーターなのです。さらに、1番目の条件と同様に富裕層の定住は、商業店舗およびその品揃えのバリエーションを豊富にします。そのことにより外来客の集客、施設の活性化へと連鎖を広げていくわけです。昨今建設ラッシュのタワーマンションにおいてもあてはまります。再開発ゾーンの一角を占める超高層タワーマンションにどれだけ富裕層を呼び込めるかが、ゾーン全体の行方を占うと言っても過言ではありません。

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