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「ツーバイフォー(2×4)工法」のここをチェック

2018年10月15日「月曜日」更新の日記

2018-10-15の日記のIMAGE
アメリカの西部開拓時代に生まれたこの工法は、2×4インチ断面の木材を使用することからツーバイフォーと呼ばれています。柱や梁の代わりに壁やパネルを組みたてて箱型の骨組みを造るので、設計の自由度が少なく、変形地形には向きません。壁やパネル、床の材料は合板で、どんな会社のものでも同じような材料が使われているようです。ただ、在来工法の木造軸組工法より、少し高額という印象があります。施工方法は「のこぎりとカナヅチがあれば建てられる」といわれるように木造軸組工法のような技術はそう必要としません。近頃では高気密、高断熱住宅に対する高まりを受けて評価が上がり、人気もあるようです。また、ツーバイフォーの家は、建築途中をみるとシンプルで半ば貧弱な印象を受ける人もいるでしょうが、完成するとがっしりとした箱のようになり、耐震性にすぐれているのが特長でもあります。事実、阪神大震災のとき、ツーバイフォーエ法で建てられた家に被害が少なかったという報告もあります。外装も内装も、決められたパターンで多くの要求に応えられませんが、出来上がりは満足のいく体裁になっています。ただし、さまざまな料金体系がありますから、新築の際は設計段階できちんと決めておくことが大事です。さもないと、意外と安っぽい壁やドアになることがあります。この工法は、細い木材の両面に合板を釘で打ち付けていく方法ですので、釘の効能が最大のポイント。建設省告示で定められた釘の間隔と、壁と壁がきちんと「平金物」で上下に繋がれているかどうか、厳しくチェックしなければなりません。 "

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