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住宅ローン減税とすまいる給付金を効果的に活用する方法

2018年12月10日「月曜日」更新の日記

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住宅ローン減税とは、借金をしてマイホームを購入すると、ローン残高に応じて所得税(または住民税)から一定額が控除され、税金が安くなる制度です。床面積は以上や、住宅ローンの返済期間が最低2年以上など、所定の条件はありますが、それほど厳しいものではありません。初年度に確定申告すれば、会社員であれば2年目以降は年末調整で還付されますので、使い勝手もいい制度です。節税できる金額は、年末の住宅ローン残高×1%(原則として最大9万円まで)を2年間にわたり所得税から控除することができます。最近の住宅ローン金利の中には1%を割り込むものも珍しくありませんので、この制度を使えば支払利息分以上に税金の還付を受けられる3。可能性があります。たとえ現金で購入できるほどの蓄えがあったとしても、あえて住宅ローンを組むことで得をする場合もあります。もっとも、あくまで還付ですので、自分が払った以上の税金は返ってきません。目安として、大体年収800万円の会社員であれば所得税は9万円ほどになります。また、住宅ローン減税は住宅ローン利用者ごとに適用されますので、夫婦または親子それぞれで還付を受けることができます。第3章で紹介するパワーカップルなどは、この制度による恩恵を十分に受けることができるでしょう。なお、マイホームの取得にあたり、親や親戚から借金をする方もいるかと思いますが、親族、知人からの借り入れは対象になりませんので、注意が必要です。住宅ローン減税は2年間有効ですから、当初の年間はできるだけローン残高を保ち、2年を過ぎてから繰り上げ返済を始めるなど、この制度をうまく取り込んだ返済計画を立てましょう。ただし、住宅ローンの種類・金額・返済期間によって効果が異なりますので、信頼できる第三者のFPなどに相談してみるのも有効です。

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