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とある企業の事業承継

2018年12月15日「土曜日」更新の日記

2018-12-15の日記のIMAGE
(以下は、法学部で民法を教えている教授Xと、そのゼミ生である学生YとZの会話です)教授X「Y君、事業承継って知っているかね。定義をいってみて」学生Y「ジギョウショウケイ、ですか!(たしか、何年か前に民法の特別法ができたって、どこかで聞いたような。でも、全然勉強したことない)わかりません!」学生Z「先生、事業承継というのは、主に中小企業において、企業の経営者が、その企業をそのまま後継者に承継させることで会社の事業を継続させることです」教授X「うん、定義としては、まあまあだね。Y君、わかった?」学生Y「えっと、つまり、会社の社長さんが年をとって引退するとかで、だれかに後を継いでもらう、みたいな?それをむずかしくいうと、ジギョウショウケイ!」さて、みなさんは、事業承継という言葉をご存じでしょうか。具体例で説明しましょう。ここに、「W」という小さな企業があるとします。「W」は、ある地方都市で小さいながらも工場と店舗をもち、餅を製造して販売している会社です。「W」は、もともと、Aが40年前に単身で立ち上げた事業で、Aがつくるお餅、特に自家製の特製あんを使った大福の評判のよさから、地元で有名なだけでなく、雑誌の取材を受けたこともあります。

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