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長期優良住宅普及促進

2019年2月5日「火曜日」更新の日記

2019-02-05の日記のIMAGE
今年の夏のボーナスが思いのほか少なくて「家のローンが返せない」と街頭インタビューでなげいていた人がたくさんいたのは、記憶に新しいところです。安定しているといわれた公務員のボーナスすら減額される時代です。ボーナス時に多額の返済ができる保証はありません。ボーナス時返済の額は、できるだけ少なく、できれば無しにするようなローン返済計画を立てましょう。そもそも「家賃並み」の値段では、土地を買って家を建てること自体無理なのです。賃貸のアパートやマンション、近頃流行りの「戸建て賃貸」という借家も、地主さんにとっては投資物件でしかありません。つまり利殖を得る手段の1つという訳です。ですから、「利回り」という考え方はあっても、住む人の「快適」「安全」「健康」という概念はあまり存在しません。1億円のマンションを建てて、家賃が年1000万円大ってくるなら、利回りは年10%。そんなふうに考えているので、建築コストはできるだけ低く抑えようとします。一方、自分の家を建てる方に、「安く建てれば利回りがよくなる」という発想はないはずです。家族が「快適≒安全≒健康」に暮らせる家を手に入れようとしているのですから。賃貸物件より建築費は高くなって当たり前だと考えてください。最近まで住宅ローンの返済期間は最長のもので35年でしたが、長期優良住宅普及促進にともなって、住宅金融支援機構の「フラット50」が登場しました。50年の返済ローンで28歳にマイホームをもてば、払い終えるのが78歳になる計算です。子どもが生まれる前の共稼ぎの時期に資金を貯め、子どもが高校・大学の間は教育費がかかるので、貯金はお休みします。月々の返済額が少ない長期ローンなら、学費がかかる時期も乗り越えられるはずです。とはいえ、高齢になるまで返済し続けろ、という話ではありません。とりあえず、長期のローンを組んでおけば、月々の返済額が少なくてすみます。そして、子どもの教育費が必要なくなったときに、繰り上げ返済や借り換えを検討しましょう。住宅ローンは長く借りて、短く返すものと覚えていてください。また、金利が最長35年間変わらない「フラット35」は、返済金額は借入時に決まっているので、ライフプランが立てやすい固定金利ローンです。これを申し込んだ人は、一定条件を満たした住宅の場合、長期固定ローンの金利が1.0%、10年間優遇されます。省エネ住宅や耐震住宅などを建てる場合はぜひ利用していただきたいと思います。これが「フラット35」です。また、住宅ローンは1ヵ所から惜りると思っている方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。

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