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土地選びについて

2019年2月8日「金曜日」更新の日記

2019-02-08の日記のIMAGE
「家を建てる」というと、「まず土地」と考えがちですが、その逆です。家に合わせて土地を選ぶほうが合理的だからです。土地選びには、建築をお願いした会社の人と一緒にでかけましょう。あなたが「建てたい家」に最適な土地を探してくれます。たとえば、紹介した「カーサキューブ」のように、天窓から採光する家なら、南向きにこだわる必要がありません。南側が開けていなくてもいいとなると、比較的安価な土地が見つかったりします。住宅会社の人もチェックしてくれると思いますが、山を切り開いた土地、水面より低い土地などは避けましょう。昨今の豪雨は予想がつきません。リスクの高い土地は、たとえ格安であっても避けたいものです。住宅会社の人は、建てるのに不都合な土地は当然紹介しません。そして、アフターサービス重視の会社は特に土地探しは慎重にプロの目で一緒に探してくださるはずです。なぜなら、のちのち不具合が出て評判が落ちることを嫌うからです。また、その土地が適正な価格かどうかのアドバイスや価格の交渉が必要な場合なども住宅会社の人は、あなたの味方になってくれるでしょう。というのも、土地代が安く上がれば、建物にお金をかけてくれるだろうと思っているからです。「親父の畑が空いているから、そこに家を建てたい」ときおりこんな相談を受けます。農業従事者の高齢化にともない、使われていない田や畑が目に留まるようになりました。「空き地にしておくのはもったいない。親の土地なら格安で使わせてもらえるのでは?」と考える人もいるわけです。農地を宅地にする場合、市街化区域内の農地なら、自治体に転用の届け出をするだけです。それ以外の農地の場合は許可申請が必要で、こちらは簡単には進みません。仮に許可が下りたとしても、農地だった土地を宅地にするには地盤改良が必要だったりします。また、農地にはいわゆるライフラインー電気、水道、ガスなどが通っていませんから、こちらの工事も待たなくてはなりません。初めから宅地になっている土地を購入したほうが、ずっとラクに早く、そして安価に家が建てられる可能性もあります。若い共働きの夫婦が住まう場所を探すとき、子どもを保育園に預けることを考えなければなりません。そこで何かと便利な場所ということで候補に挙がるのが、奥さまのご実家近くの場所です。理由は簡単。奥さまにとって、実の親のほうが何かと困ったときに無理をいいやすいからです。

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