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給湯設備も増改築でステップアップ

2019年3月3日「日曜日」更新の日記

2019-03-03の日記のIMAGE
" お湯は薬缶で沸かし、お風呂は薪で焚く。最近では、石炭や薪で焚くお風呂は少なくなりましたが、直接、固形燃料や石油で沸かすお風呂はまだりっぱに活躍しています。給湯方式に対して迫い焚き方式というのですが、少しぬるくなったお湯を暖めたり、ブローバスのときはこれがないと吹き出す空気でどんどん冷めていってしまいます。お湯がぬるくなったときはさし湯と追い焚きのどちらが経済的かよく議論になりますが、どうせ使って減るのですから、不足した熱量を補うには、高い温度の湯を少量足したほうが時間的に早いのは事実です。  お湯を使用するのは浴室、洗面、台所と、あとはあって洗濯機くらいでしょうか。できることならみんな近くにあると、配管経路も短くロスも少なく経済的なのですが、プラン上これだけを重要視するわけにもいきません。 循環式でない限り蛇口と湯沸かし器のあいだには冷めた水が詰まっているわけですから、湯沸かし器からの距離が遠いといつまで経ってもお湯が来なかったり、台所でお湯を使うとシャワーが水になってしまったりという現象が現れます。あまりそれぞれの距離があるようでしたら、台所だけは小さなものを独立して設置するのもいいでしょう。  その他にお湯をつくる方法としては、太陽の熱で暖められた空気の熱交換や、水が通っているパネルを直接太陽で暖めるソーラー方式、昼間の約3分の1という安い深夜電力を使って貯湯式でつくる方法があります。また地城限定ですが、地熱や温泉を使った熱交換などもあります。  給湯管は給水管と違って保温が要求されたり、錆が発生しやすいという欠点があるので、ライニング管や銅管も使われますが、最近では給水管と同じようにポリエチレン管やポリブデン管も使用されています。時節柄、いずれにしてもリサイクルなどの環境問題も含めて、機器や器材を決めることが大切です。増改築ならそこまで指定することが可能なのですから。"

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