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金利はすでに上がっている

2019年3月31日「日曜日」更新の日記

2019-03-31の日記のIMAGE
" 何事でもそうですが、ものが大変売れて、景気がよくなるというその初期段階においては、まず金利が上昇します。  最近の金利動向を見てみますと、いわゆる長期プライムレートという、優良企業に対する1年以上の貸出金利は2回もアップしています。さらに、本書が発売になった時点ではもう既に遅いでしょうが、企業財形の住宅金融公庫融資の年4.1%という金利は、93年秋で終り、財政投融資金利の上昇によって若干上がってきております。ただ、今後も下落の可能性はありえます。  もっとも、住宅金融公庫の金利は、平均して5.5%という程度ですから、まだまだ安いといえます。  今、住宅金融公庫は年金融資、あるいは財形融資等いくらでも借りられる時代です。  この上昇期において、すばやく家を手にしてしまうことが大切です。  民間の金融機関が貸している住宅ローンはおおむね変動金利になっています。 たとえ契約時に金利が安かったとしても、現実にはそのときの状況に応じて2回も金利の改定が行われています。市場金利が上がれば、その分だけ貸出金利は上がるのです。  しかし、住宅金融公庫や年金融資といったものは固定金利になりますので、安いときに借りますと30年間、あるいは35年間の長きにわたって低い金利でローンを支払っていくことができるわけです。  低い金利でものが買える、住宅が買えるということは、とりもなおさず、それだけ同じ値段のものを買っても少ないローンで済むということです。  それを裏返せば、同じローンを支払うならば高くて良いものが買えるということになります。市場に安くマンションが供給されているときに少しでも高いものを買うということは、それだけグレードの良いものが買えるということを意味します。  ですから、当たり前のものが高くなり、金利も高くなる、といった馬鹿げたときがくる前に、マイホーム取得について真剣に考えてみるのも一考といえます。"

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