農地転用許可の申請手続きは誰がするのか
2019年5月1日「水曜日」更新の日記
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- 転用許可の申請書には、転用の対象となる農地の現況のほか、権利を移転しようとする事由、転用の時期、転用の目的にかかる事実または施設の概要（建築物の名称、建設棟数、面積などの転用計画、契約内容など）を記載します。また、添付書類として転用予定地の位置および付近の状況を表示する図面（縮尺五万分の一ないし一万分の一程度）、申請土地の地番・地目を表示する図面、転用候補地に建設しようとする建物または施設の面積、施設物間の距離を表示する図面（縮尺五万分の一ないし二〇〇〇分の一程度）などを要求されていて、買主がやらなければならないことがたくさんあります。普通は、農業委員会から申請書用紙をもらってきて、譲渡入署名捺印欄に署名捺印、誤字訂正用の捺印などを押してもらい、その他の添付書類は、買主の方で整備して申請するようです。もっとも実際には、その近在の行政書士の方に頼んで書類作成をすることになるでしょう。したがって、仲介業者に農地転用の許可申請の手続きを依頼するというのも結構ですが、頼んでそのまま頼みっぱなしにできないものです。頼まれた仲介業者としても、許可申請書に売主の署名捺印その他売主でないとできないことを、売主にかけあってしてもらい、かつあとは、買主の方の手続きをとって書類を整えるサービスだけで、許可申請の名義人はあくまで売主と買主の共同申請です。許可申請に必要な書類の作成その他の費用も、移転登記費用と同じく買主負担というのが多いと思います。もっとも、競売・公売・遺贈の場合や、確定判決、裁判上の和解請求の認諾、民事調停法による調停、家事審判法による審判の確定または調停によるときには単独でも申請できます。
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