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投資の傾向

2019年11月21日「木曜日」更新の日記

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公益事業株への投資のメリットは既に広く知られてい る。そのメリットを突然発見する投資家の急増があるだ ろうとは思われない。一方、リートはそのほぼ三五年前の誕生以来、投資家 には無視されてきた。その人気は最近かなり上昇してい るとはいえ、投資のポートフォリオにたくさん組み込ま れているとはいえない。ここにおけるポイントは、いまだリートの経験はないが、良好な利回りと元本のかなりの成長を期待する何十万人という潜在的投資家―個人も機関も―がいるということだ。 かれらは必ずリートの熱狂的ファンになるだろうか。 誰にもそれはわからないが、リートは一九九六年に新 たに人気が沸騰した。公益事業株の代わりにリートに流 人する投資ファンドがかなり増加するだろうという予測は誘惑的である。大変革が既に進行中である。一九九七年末には、一九九四年以来の不動産ミューチュアル・ ファンドの資産残高の増加は一〇六・三億ドルであったが、同期間の公益事業ファンドの残高 は四八億ドル減っている。市場を動かすのは経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)だけでなく、投資スタイルもまたそうである。現在、最も広く認められている電力会社は一株あたり平均五%の配当を払い、年率二~三% の値上がりが期待されている。一方、米国のトップクラスのリートは、同程度の配当を行いつ つも、六~一〇%の値上がりが今後数年間も期待できる。あなたはどちらを所有するか。

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