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2019年11月26日「火曜日」更新の日記

直接投資とは、あなた自身が不動産の経営を行うことを意味する。あなたは不動産の経営の 時間があるか、あるいは既に常雇の職業を持っているか。購入、売却、保有のタイミングを知っているのか。ある時点で安く買い、次に高く売ることは、市場の環境次第では、保有し経営する場合より も儲けが多い。しかし、どのようなときに、経営するより売却するのがスマートか、わかって いるのか。多くの個人投資家にとって、不動産のプロが代わってこの意思決定をしてくれる方が、自身 で行うより遥かに賢明である。効果的で効率的な不動産経営は困難なものである。有能で経験 豊富な経営の重要さは、いくら言っても言いすぎるということはないし、個々人では往々にし てこの資質を欠くケースが多い。 直接投資はときには、リートへの投資より高い収益をあげるかもしれない。しかし、おそ らくあなたは不動産経営に従事した時間や経験は持っていないだろう。他人と利益を分担する必要がない方が、儲けはときには大きくなるかもしれないが、それが リスキーなこともまた明白である。不動産への投資価値は、極めてしばしば、地域経済によっ て決定される。ある時点において、アパートメントビルは、たとえばロスアンジェルスではう まくいったとしても、しかし、アトランタではだめかも知れない。 通常の個人では、不動産のタイプ別にあるいは地域的に、多様性をもった投資をするのに十分な資金的余裕がない。 つぎに流動性の問題がある。不動産一物件だけを売却するのは困難だし、コスト高になる。 さらに、売却が現金捻出の唯一の手段であるにもかかわらず、希望するときにそれが起きない かもしれない。 最後に、経験、リスク、非流動性に関する不便さと不利さを我慢するとしても、泥棒が押し 入った、エアコンが故障している、エレベーターが止まっているという電話を受ける人になり たいのか。そして、それらの仕事を外部の管理会社に委託したときは、あなたの利益はそれだ け減少することになる。