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2020年2月11日「火曜日」更新の日記
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- "土地を売却するときは、地元の不動産会社一社に任せないことです。土地の評価(価格の決
定)には厳密な客観的基準がありませんから、百人百様といってもいいくらい、購入を希望す
る人(会社)によって差が出ます。同じ土地を見ても、思い浮かべる用途や想定する売却先によって、適正価格、が違ってくるのは当然です。
したがって、土地の売却は信頼できるいくつかの不動産会社に依頼することです。あなたは、それぞれの会社から提示された価格の中から、一番高額の会社を指名すればいいのです。つまり、公共工事の入札と同じことです。
次の例は、私たちが土地(約九〇〇坪)の売却についてコンサルティングを依頼されたとき、
いくつかの不動産会社に買い付け価格を入札してもらったケースです。
坪単価で最高値が九五万円、最低値が六〇万円と一・五倍以上の開きがありました。総額で
は八億九〇〇〇万円と五億六〇〇〇万円と、三億円以上の違いになります。これは、誤差範囲
という金額ではありません。「複数の会社に入札してもらう」ということは各社に伝えてあるの
で、「どうしても買いたい」と考えた会社は、できるだけ高額を提示しようとします。もし、一社だけに依頼したら、「売値は高く、買値は安く」の原則から安い価格しか提示しなかったでしょう。多くの情報を集めるためには少し手間がかかりますが、手間に見合う以上の見返りが必ずあります。けっして手間を惜しんではいけません。ちなみに、このケースの場合、物納した場合の評価額が七億一〇〇〇万円だったので、納税予定地として確保しておくよりD社に売却したほうが得という判断になりました。"
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