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ワンルームマンションのグレードアップをはかる(1)

2020年6月10日「水曜日」更新の日記

2020-06-10の日記のIMAGE
創立以来ワンルームマンションの快適性を追求しつづけ、ワンルームマンション業界では供給戸数トップの座を守っている菱和ライフクリエイトの年間供給戸数は、棟数年間一四~一五棟前後、供給戸数はおおよそ八〇〇戸以上ということである。首都圏のワンルームマンションの発売戸数は平成七年を底に増加に転じ、平成十一年には八二棟、三四二三戸、平成十年と二年連続して三〇〇〇戸台になっている。さらに平成十一年の着工戸数が大幅にアップしていることから、平成十二年には平成十一年を上回る発売が予想されているということである。首都圏の平成十一年のワンルームマンションの供給戸数から割り出してみると、同社の供給率は、ワンルームマンション市場全体のおおよそ七パーセントにもおよぶことになる。しかもこの八二棟はあくまで首都圏の供給戸数であって、菱和ライフクリエイトの場合、供給する地域は都心部三区および城南地区、城西地区に限定され、さらに駅に近いところに限定されている。この条件に合致する物件のみでみれば、その比率はもっと高いものになるだろう。「多少不整形な土地でも、なんらかの方法でカバーして、地域の環境にマッチするワンルームマンションを建ててきましたが、都心のそういう土地にも限度がありますから、これからは足で掘り起こしていくことになると思います」同社がファミリーマンションも手がけるようになったのは平成十年からであるが、現況ではワンルームマンションとの比率は八対二で、圧倒的にワンルームマンションの方が多いことは前にも述べた。しかし、地域によってはワンルームマンションだけでは建設許可が下りないという条例がある場合もある。同社ではそうした地域にはファミリーマンションとワンルームマンションとの混合型マンションを積極的に建てているそうだ。基本的にはファミリーマンションの購入者は、ワンルームマンションとの混合を好まないので、エントランスを別にするなど工夫を凝らしているというが、現在のところ五〇棟に一棟が混合型マンションで、供給実績をあげている。それにしても投資型ワンルームマンションと分譲マンションでは営業の仕方はおのずとちがうのではないか。

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