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二十一世紀初頭の店頭公開をめざす(1)

2020年6月16日「火曜日」更新の日記

2020-06-16の日記のIMAGE
無限の可能性を秘めながら飛翔する菱和ライフクリエイトは、二〇〇一年、念願の株式の店頭公開を果たす予定だという。創立十七年目の快挙である。目下、店頭公開に向けて準備中だ。平成十二年四月付で同社は浅上陸運との合併を果たし、すでに浅上陸運は社名を菱和ライフクリエイトに変更している。この合併によって、菱和ライフクリエイトの東京都知事の宅地建物取引業者免許は途切れるが、浅上陸運が建設大臣免許を取得しているので、菱和ライフクリエイトは大臣免許のデベロッパーに生まれ変わったことになる。現在、西岡を先頭に、二十一世紀初頭の店頭公開に向けて準備中であるが、社内目標を店頭公開におくことによって、同社の組織力はさらに強化されることだろう。「公開をめざして力をつけて、一回り大きなプロジェクトに取り組みたい。これが公開するいちばん大きな目標です。当社はこれまでワンルームマンションにこだわって追究してきましたが、今後は店頭公開を機にワンルームマンションの多様化、ファミリーマンション市場へのさらなる積極的な取り組みをしていきたいと考えています」計画ではワンルームマンションが八〇〇戸、ファミリーマンションが二〇〇戸、全体で一000戸数供給体制を確保したいと西岡は語る。この業界で、ワンルームマンションとファミリーマンションの両方を手がけ、それなりに売り上げを出している企業は少ないという。ワンルームマンションはいうまでもないが、同社ではすでにファミリーマンション市場でも頭角を現しつつある。「ファミリーマンションもワンルーム混合型マンションも、当社の特徴の一つとしてやっていきたいと思っています」すでにファミリータイプの分譲マンションに関しても、「セミオーダー、カラーオーダーなどにも十分対応させていただいています」(福井)という話であるが、それは同社にとってはワンルームマンションに比べ、まだまだ新しい分野である。しかし、折からの地価下落、低金利、都心回帰による郊外から都心のマンションへのUターン現象が加わり、現実に東京二三区は目下、分譲マンション建設ラッシュだ。「ファミリーマンション市場への進出にあわせて、大手販売会社から役員を迎えるとともに、大手デベロッパー出身の営業部員も採用し、ワンルームマンションとは別に販売体制を整備しています」ファミリーマンションへの同社独特の対応は、店頭公開以降に本格化し、新たな話題を提供してくれるはずだ。「当社はワンルームマンションの供給でスタートし、発展してきた企業なので、公開後もワンルーム供給ではナンバーワンの座を確保していきたいと思っています。

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