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ズラした方が税金上も有利

2020年6月23日「火曜日」更新の日記

2020-06-23の日記のIMAGE
以上は経営戦略上(オオゲサ)、実行時期をズラすべきだと言いましたが、税金対策上もそのほうが有利なのです。それでは、このように不動産所得が増えていくことは良いことなのでしょうか?私はハウスメーカーとか建設会社の営業マン相手に社員研修をすることがあるのですが、かなりの方は不動産所得が増えたほうが良いイメージを持います。そして、彼らが地主の方に説明するわけですから、地主の方も良いイメージを持つわけです。両者とも良いイメージのまま実行するわけですからそれはそれで良いとは思うのですが(何事もプラス志向が大切!?)、やはり、ここは心を鬼にして言っておきます。不動産所得が多くなることは良くないことですよ!それでは、なぜ不動産所得が多くなると良くないのでしょうか?もう、お分かりいただけると思いますが、不動産所得が多くなると所得税とか住民税等が増えるからです。「税金が多くなることは良いことです」と思える殊勝な方は別として、大多数の人はやはり少しでも税金が安くなるようにと願っています。私の事務所でも苦労して確定申告書を作り終え、お客様に今年の税金はこれだけですと言ったとき、お客様から、ええ!こんなにかかるのですか!!と言われるのが本当に辛いのです。「家賃収入が一定であれば、税金も同じ。したがって、手取収入は変わらない。」という常識はウソであることがお分かりいただけたと思います。したがって、このような仕組みから逃れられない以上、逆にそれを上手く活用する必要があるのです。「実行時期を意識的にズラす」という対策が節税になる理由が、これでお分かりいただけたでしょうか?

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