課題
2020年7月6日「月曜日」更新の日記
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- このような状況の中で、マンション管理には大きく分けて四つの課題があると言えます。第一に、マンションの住まい方の理解不足や、マンション管理の疑問に応えられる相談体制が必ずしも十分でないということ。第二に、劣化への対応。マンションは日々劣化しますが、修繕についての計画がない、修繕積立金が足りないなど大きな問題を抱えているところが少なくありません。第三に、管理組合と業者の委託関係。約8割のマンションが何らかの形で管理会社に管理委託していますが、残念ながら、重要事項についての説明不足があったり、管理会社名義の修繕積立金口座があったりというような問題も生じています。第四に、設計に関する図書の問題。当初の分譲時において、設計に関する図書が管理組合に引き渡されていない事例もあり、大規模修繕を行うときに、管理組合が膨大な時間と費用を費やすケースもあります。
1.管理組合運営関係
(1)マンションの住まい方の理解不足
(2)管理組合活動の停滞
(3)不十分な管理規約の存在
(4)専門的相談体制の不足
2.修繕関係
(1)長期修繕計画の未整備
(2)修繕積立金の不足
(3)専有部分・共用部分の構造上の区分の問題から生じるリフォーム時のトラブル
3.管理組合と管理業者の管理委託関係
(1)管理組合の大部分が管理業者に委託
(2)区分所有者に対する管理委託契約締結に際しての重要事項の説明不足
(3)修繕徹立金等の口座についての管理業者名義の存在
(4)登録が任意の制度のため、未登録業者に対し情報開示、業務規制が及ばず管理組合保護に欠ける4.設計に関する図書関係
マンション分譲時における設計に関する図書の管理組合への引渡しのない事例の存在
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