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マンション管理適正化指針(2)

2020年7月9日「木曜日」更新の日記

2020-07-09の日記のIMAGE
このような状況の中で、我が国における国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与するためには、管理組合によるマンションの適正な管理が行われることが重要である。この指針は、このような認識の下に、管理組合によるマンションの管理の適正化を推進するため、必要な事項を定めるものである。
この前文で示されている状況をまとめると次のとおりとなります。
1.マンションが持家として定着した背景
(1)大地利用の高度化の進展
(2)職住近接という利便性や住空間の有効活用という機能性に対する積極的な評価(3)マンションの建設・購入に対する融資制度や税制の整備
2.マンションの課題
(1)各区分所有者等の共同生活に対する意識の相違(2)多様な価値観を持った区分所有者間の意思決定の難しさ(3)利用形態の混在による権利・利用関係の複雑さ
(4)建物構造上の技術的判断の難しさ
3.老朽化マンション(不適切な管理によるもの)がもたらす影響
(1)居住環境の低下
(2)周辺の住環境や都市環境の低下
ここで示されているとおり、マンションを重要な社会的資産としてストックしていくためには「管理組合による適正な管理を推進する必要がある」としています。それぞれの現状の問題点については、指針の本文においてその対応すべき方向性を示していくこととなります。

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